【iPhoneアプリレビュー】Find-the-Line - 線を動かし絵を見つける、洗練されたデザインと流れる音楽が心地いい新発想のパズルゲーム。
「Find-the-Line」は、iPhoneで配信されているパズルゲーム。価格は600円だが、記事を書いている5/28現在はセールで無料となっているぞ。
線をスワイプで動かして違う絵になるところを探す、という今までに見たことのないタイプのシステムに惹かれてプレイしてみたのだが、これがなかなか楽しい!
これだけの多くのアプリがリリースされている中でまだこんなアイデアがあったのか!と驚かされたぜ。
言葉では分かりづらいかもしれないが、ゲームのシステムはとても簡単。
最初はこんな感じでいくつかの図形が描かれている画面から始まる。光っている線が今選択している線となっており、ここで画面をタップすることで動かす線を切り替えることができるのだ。
そして下画面にあるバーのようなところをスワイプすると、線がスススーッと動いて形を変えていく。
最終的には最初の形に戻ってくるので、それまでの間に隠されたイラストを見つけるのがこのゲームの目的だ。
この例だと、しばらく動かしたところに何やら怪しい形を発見。
どうやら車みたいだな。
この線ではここまでが精一杯なので、次はもう一つの線を動かしていく。
お!やはり車のようだ。ここまま動かしていくと…
無事に隠されたイラストを探し出すことができた!絵を見つけるとその後装飾が施され、素敵な一枚絵が出来上がるぞ。
ゲームの流れはこんな感じ!線を選んでスワイプで動かすだけの簡単操作ながら、にょろにょろ動く線の挙動が楽しくてついついやり続けてしまうぜ。
ステージはいくつかのテーマに分けられており、ひとつのテーマにつき20ステージほどが用意されている。
最初に選べるのはこの中から1テーマで、残りのテーマはゲーム中にゲットできる鍵を使うか、課金をすることで遊べるようになるぞ。
まだ何個かのステージしかアンロックできていないが、俺が気に入っているのは「楽しいストーリー」というテーマ。
他のテーマは全体的にアート寄りというか、芸術性が高くて綺麗なイラストが多いのだが、これだけはコミカルでちょっとしたストーリーがついているのでかなり好み。
しかもただ絵を見つけるだけではなくて、正解のイラストに関係ないところでもちょいちょい小ネタを挟んでくるのがまたいい。
例えばこのステージはお風呂の感電原因を探すって感じの場面なのだが、線を動かすと「220v」という補足情報を教えてくれるこだわりよう。
もちろんこの部分は正解のイラストには関係がないので完全に遊び心だな。
結構細かいところまで作りこまれていてかなり面白いゲームなのだが、少し不満点も。
前述の通り色々なテーマをアンロックするためにはプレイの中で鍵を見つけるか課金をする必要がある。
鍵はこのようにいくつかのステージの中で見つけることができるのだが、いかんせんこれがちょっと面倒くさい。
毎ステージ気をつけてプレイしていれば見逃すことはないのだが、もし見逃してしまうとどのステージにあるのか探すのも手間だし、そもそも鍵の手に入るステージがひとつのテーマに3つほどしかない。
なので基本的には「ひとつテーマをアンロックして全てクリア→次のテーマをアンロック」という流れになり、せっかく豊富にあるテーマも少しずつしかプレイできないのでもどかしいぜ。
課金でアンロックしようにもひとつ240円と割高なのであまりおすすめできないな。
その他にグラフィックを変えられるスキンも豊富にあるのだが、これも課金でひとつ240円。
必ず必要なものではないので買わなくても問題はないが、もともとが600円するアプリなのでなんだかなーと思うところではある。
とはいえ、線をするすると動かしながら他と組み合わせて絵を探し出す感覚はとても斬新で楽しいし、ネオンライトや黒板風などグラフィックも色々な種類があり目を楽しませてくれる。
もとが600円というパズルゲームにしては少しお高めの値段設定とアプリ内課金周りに少しの不満はあるが、それでもやってみる価値はあるゲームだと思ったぜ。
どんな人にでもオススメできるゲームではないのも確かだが、iPhoneの十八番であるおしゃれパズルが好きな人ならきっと楽しめる作品になっているぞ。
気になる方はセール中の今がチャンス。終わってしまう前に今すぐチェックしておこう!