右手に銃を左手に盾を

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【iPhoneアプリレビュー】8bitWar: Necropolis - グラフィックとシステムを極限まで削ぎ落とした戦略シミュレーション!シンプルな作りだがツボは押さえたなかなかの一本!

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「8bitWar: Necropolis」は、iPhoneで配信されている戦略シミュレーションゲーム。昔のPCゲームを彷彿とさせるようなチープなドット絵と4:3の画面比率が、なんとも言えないノスタルジーを感じさせる作品だ。

ちなみにこの作品はシリーズ化されており、本作の他にも3作品、計4つのアプリがリリースされている。

どれも有料のアプリだが、この「Necropolis」だけはセールで無料になっていたのでせっかくならとプレイしてみたぞ。

 

 

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基本となるゲームモードは3つ。

1人プレイで豊富に用意されたステージの攻略を目指す「シングルプレイヤー」と、2人でそれぞれユニットを配置しあい戦う「マルチプレイヤー」、そして好きなようにユニットを並べて戦わせる「サンドボックス」だ。

ちなみにマルチプレイヤーはオンラインでも一つの端末を使っても対戦できるというやけに親切な仕様。とはいっても対戦はやったことがないので、ここではシングルプレイヤーモードについて解説していくぜ。

 

 

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ゲームのシステムはとにかく単純でわかりやすい。

各ステージごとに決められた敵ユニットが配置されているので、プレイヤーは敵との相性を見極め、用意された資金でユニットを配置。

そして陣形が決まったらあとは戦闘を開始して見守るだけというシンプル設計。

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各ステージ間で資金の持ち越しやユニットの成長要素なんかもないので、いかに手持ちの戦力で敵を捌くかという詰め将棋のような感覚でプレイをすることができるぞ。

 

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ステージ数も結構豊富に用意されており、「セメタリー」「グレイブヤード」「トゥーム」「カタコンベ」「ネクロポリス」という5つのワールドの中にそれぞれ20ステージ、そして難易度が3段階と単純計算で300ステージが待ち構えている。

ちなみにワールドの名前はどれも全て墓場という意味だ。

 

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最初のワールドである「セメタリー」の序盤では、使えるユニットも剣士や弓使いなど基礎的なものだけ。

その他のユニットはステージをクリアしていくことで順々に追加されていくのだが、このペースがまたちょうど良くていいね。

新しいユニットが使えるようになってその対処にも慣れてきた頃に次のユニット、という感じなので、ステージを進めるたびに「次はどんなユニットが使えるようになるんだろう?」というわくわく感があるぜ。

 

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そして最終的に使えるようになるユニットは全24種類。

この「Necropolis」は墓地をテーマにしていることもあり、ゾンビやグールなどのアンデッド系が豊富。中にはいまいち使い道のわからないユニットもいるが、総じて個性が出ておりこの辺の戦略シミュレーションとしての出来はなかなかである。

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俺が特に好きなのは「アサシン」というユニットで、こいつは戦闘開始時敵に向かって歩くのではなく、一度画面外に出てから敵の後ろに現れるという後衛キラーなユニット。

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こいつが現れると今までの陣形を少し工夫する必要が出てくるし、こちらが使えば相手の厄介な遠距離キャラを素早く処理できたりと戦略の幅がぐっと広がるのだ。

この他にも特徴的なユニットが多いので、ゲームを進めれば進めるほどその奥深さを味わうことができるぜ。

 

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ゲーム全体の難易度も程よく、ノーマルくらいであれば結構なゆとりがあるため割と自由な編成でもクリア可能。

ハードはさすがに最適解も限られてくるが、1回の挑戦は素早く終わりトライ&エラーがとてもやりやすいためあまりストレスになることもないだろう。

相手の編成を見極めて効率よくユニットを組み、それが上手く働いた時の達成感はたまらないぜ。

 

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という感じで割りかししっかりしているゲームなのだが、やっぱり360円という価格を考慮すると少し物足りないかなーという印象。

数多くあるステージも、中にはほとんど同じような配置のものがあったり、難易度ごとの違いがあまりなかったりと助長になりがちである。

また、これはパズルゲームとして考えれば当たり前のことではあるが、ステージ間やワールドクリアでのイベントなども全くないので少し寂しい印象だ。

せっかくシリーズ化していて各作品にテーマ付けがされているのだから、おまけ程度であっても何かストーリー的なものがあればもっと楽しめた気がするぜ。

ちなみにこのゲームは日本語非対応だが、出てくる単語にそれほど難しいものはないためそこはあまり問題にはならないだろう。

 

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レトロなグラフィックとシンプルなシステムが特徴の戦略シミュレーションゲーム。

一見するとそのチープさに驚くかもしれないが、ゲーム部分はしっかりと作られており、豊富な種類のユニットや戦略の多様さなど戦略シミュレーションとしての面白さはしっかりと押さえられている作品だ。

360円という値段が少しネックだが、こういったレトロな雰囲気が好きでシミュレーションにも興味があるなら間違いなく楽しめる一本となっているぞ。

そして何より今なら(というかだいぶ前から)セールで無料になっているので、気になる方は是非とも今のうちにダウンロードしておくのをオススメするぜ。

 

AppStoreはこちら↓何故か上手くリンクが貼れない…

https://itunes.apple.com/jp/app/8bitwar-necropolis/id972045237?mt=8&uo=4&at=1000lLfE

 

 

8bitwarシリーズの他作品はこちら↓

https://itunes.apple.com/jp/app/8bitwar-origins/id890932971?mt=8&uo=4&at=1000lLfE

https://itunes.apple.com/jp/app/8bitwar-netherworld/id827101160?mt=8&uo=4&at=1000lLfE

https://itunes.apple.com/jp/app/8bitwar-apokalyps/id937788787?mt=8&uo=4&at=1000lLfE